私の戦い VS×××

我が家のベランダに黒い謎の物体(以下暗黒物質)がよく点在しています。

その暗黒物質(暗黒物質について、私はニュートリノじゃないかと思っている)が洗濯物に付くと困るので最近、母が原因を調査していました。

母の悲鳴が聞こえました。

とりあえず私には関係ないかな？と思って無視しました。

呼び出されました。

ベランダの天井部(我が家はマンション)を指差しています。

そこには非常ハッチの上階からの展開部で、小さな溝があります。

私も覗いてみました。

なんか毛むくじゃらの丸い物体が見えます

その毛玉は微妙にガサゴソ動いています。


はい、行動開始



5分後、私はハッチの真下で左手には懐中電灯、右手には聖槍ゲオルギウスや神槍ガングニールにも似た威圧を放つ箒を提げています。



さぁ、状況を開始しようか



懐中電灯で照らしながら、隙間を箒でつつきます。毛玉が逃げていきます。

数分間の両者どちらも譲らない戦いののち、毛玉がポトリと落ちてきました。人類側の勝利です。





落ちてきた毛玉の正体が、コレ






ピカチュウの親戚かこいつのどっちかだろうと踏んでいましたが、コウモリくんでした。

ちなみにここで母は悲鳴を上げ逃走。

私とコウモリくんのタイマン勝負となりました。

翼手と相対すると言うことは私の人生史においても初めてのことでした。

きっとBLOOD+やヴァンパイア十字界の面々はいつもこんな面持ちなんだろうなあと、それなら私ディビットがいいなあなどとどうでもいい思考が脳を駆け巡ります。

数分間の攻防(コウモリくんが飛ぶ、私のスウェーバック、コウモリくんベランダに着地)の末、彼は空の彼方に飛んでいきました。

私の判定勝ちです。